荒井学園新川高等学校

いけばな競技会に参加していただいた学校を紹介しています
今月は富山県の荒井学園新川高等学校をご紹介いたします

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障子を藍染にしました

荒井学園新川高等学校の華道部は、羽生支部の金田 千華先生がご指導されている学校です。金田先生は羽生支部に所属されていますが、荒井学園新川高等学校の教員であり、華道部を指導されています。新川高等学校は、2024年いけばな競技会中部地区大会では、個人戦でも優秀な成績を修め、団体戦で準優勝を授賞されました。
活動は週2日、さまざまな校外活動もされ、活動がとても盛んな学校です。能登半島地震で自宅に戻れない方へのいけばな体験やフラワーアレンジメントのプレゼントは、参加された方の笑顔が印象的でした。金田先生にお話をお聞きします。

華道部の活動について

Q.普段の華道部の活動について教えてください

華道部は週2日活動しています。たまに土日に活動することもあります。
今年は新入部員が5人入りました。先輩後輩関係なく仲が良く、明るく楽しく和気あいあいと仲良く活動しています。

Q.作品制作の際に気をつけている点があれば教えてください

お花だけでなく、全体の雰囲気を大事に背景や小物に拘っています。

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(左)新入生歓迎体験 (右)2025学生いけばな競技会 練習風景

校内活動

🌸玄関展示

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🌸文化祭展示

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文化祭展示 (2).JPG

校外での活動

Q.校外活動を色々されているのですね

いけばなだけでなく、植物を使った活動を幅広く行っています。たくさんの植物に触れ合うことで、いけばなの魅力を再発見してもらおうと活動しています。


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ラベンダー染めもします


🌸藍染

地域の藍染作家さんと協力して藍の苗を植えて藍染に挑戦しています。学校の障子を藍染したり、地域の子ども食堂の障子を藍染にしました。


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藍染苗田植え

🌸チューリップ染

富山県はチューリップの球根の生産が盛んです。球根を太らせるために咲いた花は刈り取られて捨てられてしまいます。その花をいただいて、チューリップ染めに挑戦しました。染めたハンカチやコースターやブローチを作り販売しています。


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日本農業新聞に掲載されました

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販売イベントでは染めたハンカチ・コースターやブローチを作り販売します

🌸ボランティア活動

販売した売り上げの一部を使い、能登半島地震のボランティアを行いました。
1回目は宇奈月温泉に二次避難された方にお茶会といけ花体験をしていただきました。
2
回目は志賀町の仮設住宅に出向きお茶会を開催しました。地元の花卉生産者さんに規格外お花をいただき、フラワーアレンジを作りプレゼントしました。


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ボランティアのお茶会

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(左)いけばな体験 (右)プレゼントしたフラワーアレンジメント

いけばなの魅力

Q.皆さんの思ういけばなの魅力とはなんでしょう

生徒達からはいけばなを体験する前に「センスが無いからできない」「難しそう」という言葉をよく聞きます。そんな生徒達も一度体験すると、難しいことはなく上手にできたと喜んでくれます。いけばなは決められた花材を決められた長さで切って、正しい場所に挿せばだれでも素敵なお花が簡単にいけられる。そして、自分のいけたお花を飾ると周りの人が喜んでくれる。それが魅力だと思います。



今年もいけばな競技会を開催いたします。
皆さまがご指導に行かれている学校にも、是非参加されるようお声がけお願いいたします。
2025年いけばな競技会の詳細はこちらから

メルマガいけばな競技会参加校紹介に掲載ご希望の方は、簡単な学校紹介に普段の活動風景、文化祭などの写真を添付してメールでお申し込みください。
会員支援課TEL:03-5774-5845 mail:[email protected]