第58回日本いけばな芸術展　日本橋髙島屋正面玄関に作品を挿花しました！

令和７年５月21日（水）～５月26日（月）にかけて、日本橋高島屋にて「第58回いけばな芸術展」が開催されました。会期中、正面玄関の作品を小原流が担当いたしましたので、その制作と展示の様子をお届けします。


家元の監修のもと、蛭田藤虹先生、小山田穂漿先生が作品を手がけました。
垂れ桑を青葉若葉に吹き渡る初夏の風に見立て、 様々な花材の淡い緑にカイヅカイブキの深い緑を重ねて、新緑から万緑の季節へと移ろう時を感じさせる、この季節らしさを表現した大作です。
展示期間中は作品を真剣にご覧になっていたり、写真を撮影していたりと、足をとめてくださる方が大変多くいらっしゃいました。高島屋のご担当者さまからも、反響がたくさんあったとお話を伺っております。関係者ならびにご観覧いただいた皆様、誠にありがとうございました！

このような大作は数か月かけて構想が練られ、展示中も毎日開店前と閉店後にメンテナンスをしており、水の入れ替え、弱ってしまったお花の養生や入れ替えなど、作品に問題がないか確認を行います。お花の入れ替え等で雰囲気が少し異なっている日があるのも、生モノである花材や植物を使用した作品ならではの面白いところです。


小原流インスタグラムでは、作品ができあがるまでのタイムラプス動画を公開中です。制作の様子は中々見られないため、大きく反響をいただいております！
ぜひ、こちらよりご覧ください！（投稿の２枚目にあります）

本展覧会では小原流よりたくさんの作品が出瓶されました。
ぜひ、本会場のレポートも併せてご覧ください！