2025夏 大正大学にて家元が「日本の伝統美術」の公開授業を行いました。

開催場所 | 大正大学 |
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開催期間 | 2025.07.02 |
家元が客員教授を務める大正大学にて、「日本の伝統美術」 の公開授業を行いました。
大正大学の教職員・学生18名の方にご参加いただきました。
家元は大正大学客員教授として仏教学科国際教養コースの「 日本の伝統美研究A」の講義を担当しており、研究院講師の加々美萌乃先生とともに実技・ 座学の指導を務めています。
今回は、夏のいけばな・いけばな花材を守るプロジェクトについてお話されました。
前半は「夏のいけばな」についてのお話です。
小原流の歴史や盛花の話を交えながら、夏に用いられるいけばなの花材、古くから行われている涼をとる工夫、「水もの」花材を紹介しました。
後半は「いけばな花材を守るプロジェクト」についてです。
伝統文化を守るには、文化そのもののみならず周辺の産業も守っていく必要があるとお話され、家元が希少な花材である「いちはつ」の生産地を訪ね、直接生産者とコミュニケーションをとったことにより一定数の生産数確保につながったエピソードに皆さん聞き入っていらっしゃいました。
最後はプロジェクトの対象花材である「河骨」 を取り上げ、水もの花材の水あげの技術やいけばなにおけるおもてなしの心について紹介しました。
今年度は時間の関係上座学のみとなりましたが、授業を受講している方以外のお申込みが多く、熱心にメモをとり、家元への質問など積極的に参加してくださいました。