市立札幌旭丘高等学校 花いけバトル北海道大会 優勝!

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高校生が即興で花をいける「全国高校生花いけバトル 北海道大会」が、8月24日に開催されました。
7校13チームが出場し、札幌旭丘高等学校が見事優勝準優勝に輝き、北海道大会を華やかに彩りました。優勝チームは、2026年1月に香川県で開かれる全国大会に出場します!

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優勝した「緑チーム」は、先鋒 3年 柳澤 真結さん(部長)、 次鋒 2年 三浦 憂杏さん。
準優勝した「
香チーム」は、先鋒 2年 米澤 優衣さん、 次鋒 2年 堀 颯姫さんです。
優勝したお2人に、お話しを聞かせていただきましたので、ご紹介いたします。

Q.同校対決の決勝戦となりましたが、対戦相手が仲間ということで、どんな気持ちで臨みましたか?

柳澤さんまったくバトルって感じで臨まなかったです。大好きな後輩たちと一緒に花いけできる嬉しさが勝っていたのでいつもの部活の練習の時の気持ちでした(笑)
三浦さん:絶対に負けたくないという強い気持ちで臨みましたが、日頃から共に練習してきた仲間が隣にいることに安心感もありました。互いに高め合ってきたからこそ、本番で力を出し切れたのだと思います。

Q.いけばなバトルに向けた準備では、どんなことを意識して取り組んだのですか?

柳澤さん実は練習日に私が休んだので、学校での練習は一度もできないまま本番を迎えました。
大会前日のオリエンテーションで2人でしっかり話し合い、イメージを共有して練習に臨みました。予選では、明るい色を使って大きくいけることを意識しました。
三浦さん:部活動で限られた花材の中、自分たちのテーマである「より大きく、より立体的な作品」を目指して取り組んできました。特に、作品に奥行きを出すために背景に緑を入れることは、もっとも大切にしていたポイントだったと思います。

Q.先鋒、次鋒の役割や協力の仕方について事前に打ち合わせはされたのですか?

柳澤さん先鋒の私は崩れず、次鋒がいけやすいような土台を作ることを意識して、三浦さんは、お花を加えて華やかにすることを役割としていました。
三浦さん:大まかな役割は決まっていたものの、お互い自由に、好きな花材を使って、それらが調和するような作品を作ることを一番に意識しました。

Q.当日、印象に残っている出来事など教えて下さい。

柳澤さん決勝で竹を使えたことが特に印象に残っています。これが最後の花いけになるかもしれないと思い、ずっと使ってみたかった花材で、自分らしい作品をいけることができました。また、旭丘の2チームが決勝に進めたことも本当に嬉しく、昨年の悔しさをそれぞれが晴らせたと思います。
三浦さん:決勝戦で柳澤先輩がハイスコアを取ったことです。嬉しさとともに、先輩の3年間の集大成を見たような気がして憧れや尊敬の気持ちでいっぱいになったことを覚えています!私もいつかこんな風にお花をいけてみたいと強く思うことが出来ました。

入賞の2組.pngQ.1月の全国大会への意気込みを聞かせてください。

柳澤さん全国の舞台で戦うにはまだ力不足だと感じているので、研究を重ねて備えたいと思います!これが私にとって最後の花いけバトルになるので、悔いのないよう全力で楽しみます!!
三浦さん:全国大会までの限られた時間の中で、多くの花に触れ、生けることで表現の幅を広げていきたいです。全国の舞台でも通用するよう、技術を一生懸命磨いていきます。

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華道部の顧問である神原先生と菅原先生から、優勝した柳澤さんと三浦さんへ全国大会に向けたエールをいただきました。

全国大会出場おめでとうございます。月に23回の限られた活動の中で、生け花の基礎からしっかりと身につけ、大きな大会でもいつものように落ちついて、笑顔で、楽しみながらお花を生けられたのではないかと思います。ご指導いただいている藤谷道代先生に良い報告ができてとてもうれしく思います。全国大会でも、自分達らしく素敵なお花を生けてください。


◎3年生の柳澤さんにとっては、全国大会と受験勉強という大きな挑戦が重なる冬になりますが、三浦さんとともに、二人の思いを込めた作品を全国の舞台でいきいきと表現してきてください。応援しています!

■小原流会員支援課■

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