![]() ■レンギョウ(モクセイ科) ![]() |
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レンギョウ属は、東アジアに八種、ヨーロッパに一種があります。代表種は中国原産のレンギョウで、世界各地で親しまれています。病虫害にも大気汚染にも、また暑さや寒さにも強く、挿し木も簡単で、園芸品種も数多く作られています。 レンギョウは高さ二〜三メートルになる落葉低木で、枝は直立あるいは下垂し、下垂して地につくと根を下ろします。花期は葉に先だつ三月から四月にかけてで、前年枝の葉腋に、黄色の筒状の小花を一個ずつ着けます。花冠は径二・五センチほどで、深く四裂します。別名はレンギョウウツギ、古名はイタチハゼ。レンギョウという名は、トモエソウの漢名である「連翹」を誤用したもので、中国では「黄寿丹」といわれています。干した実は漢方薬として使われ、消炎、解毒、利尿、皮膚病に効果があるそうです。 シナレンギョウはやはり中国原産で、枝は立ち上がり、株立ちになります。花期は他の種よりも遅めで四月ごろ、下向きに花を着けます。また、チョウセンレンギョウも日本で多く見られるもので、高さは二〜四メートルになり、枝が湾曲して伸びます。レンギョウよりも細長い花弁の花が葉腋に二〜五個ずつ着きます。 日本原産種は、それほど一般的ではありませんが、中国地方の石灰岩の山地に生えるヤマトレンギョウ、小豆島に自生するショウドシマレンギョウがあります。ヨーロッパには、アルバニアとユーゴスラビアの一部に自生するフォルシシア・エウロパエアがありますが、花は小さく、他の種に比べて見栄えがしません。しかし、十九世紀後半にヨーロッパに渡ったレンギョウとシナレンギョウを交雑して、ドイツで作出されたインターメディア種は、花が大きくて美しい品種です。 花材として用いられるのは、シナレンギョウ、チョウセンレレンギョウが多いようです。下垂するタイプのものは、掛け花の垂れ物としても効果的です。細い枝は撓めやすいですが、太めの枝でも、節と節の間を静かにひねり撓めをすれば、かなり形がつけられます。ゆるやかな曲線をいかすように用いるとよいでしょう。 |
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