盛花(もりばな)
瓶花(へいか)
花意匠(はないしょう)
そのほかの花
小原流のいけばなを、その形から分けてみると、次の4種類があります。
小原流の誕生のときに、流祖・小原雲心が考案したという、最も小原流らしく、小原流ならではのいけばな。平たい器(水盤)を用いて、材料を盛るように面的な広がりを強調したいけばなを言います。いけばなといえば、水盤に剣山というイメージが知られていますが、そのかたちを最初に生み出したのは、小原流です。
花瓶を使ったいけばなです。江戸時代からあった「投げ入れ花」と呼ばれる、花瓶に材料を自然な姿で入れて見せるいけばなの系譜を受け継ぎ、その伝統を踏まえた上で、より現代の感覚に合うように工夫されています。
小原流では最も新しいいけばなで、さらに現代の生活空間にふさわしく、また多様化したさまざまな花にも対応できるいけばなです。一方向だけでなく、いろいろな方向から見ることのできるように工夫されたタイプもあり、いけやすさ、覚えやすさなども備えているところから、小原流で最初に学ぶのも、この花意匠です。
以上の3つの形にあてはまらないさまざまないけばなが小原流にはまだまだあります。少ない花の色と形を見つめるところから生れた「花舞(はなまい)」、植物の姿を大胆にとらえて、自由にいける「自由表現」、アーティスティックな作品をめざす「造形いけばな」など、その表現世界は想像以上に広大です。